―ANIMAXIS わかりました。ところで、手前味噌で大変恐縮なのですが、このインタビューを掲載する弊社のWebサイト 「ANIMAXIS.COM(アニマキシス・ドット・コム)」ではマンガ・アニメ関連商品を世界中に販売しており、ここ一年近く「ラブひな」関連商品は常に上位1-2位を争う大人気なのです。勿論、原作のマンガは今も週刊少年マガジンで大人気連載中ですが、スペシャルが2本あったとはいえ、アニメの放映は1年前に終わっているのに、通常のコミックスのみならず、フィルムコミックス、アニメ設定資料集、バイリンガルコミックス等が売れ続ける理由、といいますか、この「ラブひな」の人気の秘密はどの辺にあると思われますか。 ―岩崎 正直、ここまでの人気になった理由というのは良くわからないのですが(笑)、勿論、こちらとしては良い作品を作ろうと思ってアニメを作りましたし、作った内容については自信を持っています。後は色んな偶然が重なったのかなぁ。ちょうど声優さん人気で「なる役」の堀江由衣さんの人気がブレイクしたり、雑誌で作品を色々と取り上げてもらったりして露出が増えたおかげで観てくれた人が多くなったのも理由の一つだと思います。ただ、何と言っても赤松健さんの原作が週刊少年マガジンで現在も連載中というのが一番大きな理由だと思います。
―ANIMAXIS この7月にロサンジェルスのロングビーチでAX2001(※注7)というアメリカ最大を誇るジャパニメーションのコンベンションが開催され、我々アニマキシスも出展したのですが、そのイベントでも「ラブひな」関連商品は一番人気で、あっという間に完売してしまいました。日本のみならず海外でもずば抜けた人気で、改めてその人気の凄さに驚かされたのですが。 ―岩崎 僕もAX2001にはゲストで参加しましたので、実際に会場に行ってみてその人気の凄さには驚きました。イベントに行くまでは、「ラブひな」って本当に知っているのかなぁと思って参加したのですが、皆知っていてくれて感激しました。内容にしても海外向けに作ったものではなくて、日本の温泉街を舞台にした、浪人生が主人公の純和風ラブコメというのが逆に面白かったのかもしれないですね。アクションもかなりあるし、作画も高レベルなので、そういう点も受けた理由でしょう。キャラクターが好きなのかも知れないし。それ以上はファンに「どこが好きなのか」言って貰わないとわからないです。 ―ANIMAXIS その辺は直接海外のファンに聞いたりはされなかったのですか。またサイン攻めに遭いませんでしたか。 ―岩崎 (謙遜しながら)一応ファンから声をかけて貰いましたが、そこまで聞くタイミングがなかったので・・・。 ―ANIMAXIS そういう瞬間って監督冥利につきると思うのですが、監督されていて一番うれしい瞬間ってどんな時ですか。 ―岩崎 まずは、スタッフが一緒に仕事して良い仕事だったと言って喜んでくれるのが一番嬉しいですね。それと、視聴者から面白かったというリアクションを頂けた時が嬉しいですよね。特にAX2001では、原作を知らずに純粋にアニメだけを観て評価してくれた訳ですから本当に嬉しかったですね。 ―ANIMAXIS 「ラブひな」のブースでは、「ラブひな」コールの嵐で凄い盛り上がりでしたからね。そこら辺のロックコンサートよりも遥かに盛り上がっていましたから。多分、文学とか映画や音楽も一緒だと思うのですが、下手に海外を意識して作ったものって必ずコケルじゃないですか。だから「ラブひな」のように、海外のマーケットを意識して作られたものではなく、日本のラブコメの王道を行くような作品が世界的に評価されているのは、ある意味で日本が世界水準になっているからだと言えると思うんですよ。最近特に、日本人としてアニメやマンガを世界に誇れる時代になったんだなと実感しています。ところで、そんな時代ですから、もし岩崎監督のもとへハリウッドからアニメや実写の演出依頼の声がかかったらどうされますか。 ―岩崎 何事もチャレンジみたいな部分があるのでやってみたいですね。
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